GIS相談は「誰に?」「どう聞けば?」からはじまる

GISは使ってみたいけどGISってなに?

弊社へのお問い合わせでも「GISのことはわからないので提案して欲しいというお問い合わせがございます。昨今ではGoogleマップやオープンストリートマップなど地図システムの価値はわかっていても、いざ業務にどう活用するのか?のイメージはしにくい。。。そこから相談を聞いて欲しい方もいらっしゃいますよ。

今回は、GIS相談の実際をお伝えし弊社がしていることをお伝えします。

written by 澤田 


仕事をする上で販売管理や顧客管理は欠かせません。そして、それらの情報管理には情報システムは欠かせない道具です。さらに、情報システムが運用されはじめると、そこに蓄積されたデータを使う、分析して戦略的な行動を促すこともできます。

では、データを使うには、どういった方法があるでしょう?

数量を比較する、統計的に見るなど方法はいろいろありますが、データに住所等の位置的な情報があるなら地図上でデータを見ることも有効な使い方だと思います。例えば、すべての顧客を地図上に配置すれば、影響力の低い地域は簡単にわかります。そして、営業マンはどういった行動をすべきか(影響力の低い地域を重点的に訪問すべき)がスピーディに考えられます。

このように地図上に情報を配置するシステムをGISと言います。

この記事はこんな方にオススメです
  • 業務に有効な位置情報を一緒に考えて欲しい方
  • 効果あるGIS導入の要件定義をしたい方
  • GISメーカからのGIS導入へのアドバイスを受けたい方

はじめてのGIS検討で躓くこと

はじめてのGIS検討を始めるといろいろと問題が発生してくるのも事実です。

そもそも、システムを利用される立場で考えたとき、現在システム提供に関わっている事業者がGISを使った価値に対して知見が無いと提案してくることはないでしょう。

澤田
澤田

「GIS 導入」「GIS 事業者」とかでググっても、端的に「GISとは?」を知ることは難しいと思います。GISを勉強する気持ちでホームページを読み込む覚悟が必要です。

GIS開発はGISエンジンを使って業務アプリケーションを作ることと考えるとわかりやすいです。このため「GIS機能をつかさどるGISエンジンを活用すること」「業務に必要なソフトウェア開発ができること」がともに必要となります。特にGISエンジンを使いこなすには、GISのことを知っており、地図の知識も必要になるので注意が必要です。GISアプリケーション開発ができる事業者は限られてきます。さらにGISエンジンメーカって数えるほどしかいないのも事実です。そうすると「誰に相談するか?」「何を相談する?」かのイメージすらしにくいです。アイデア実現への道筋はなかなか難しくなる方もいらっしゃいます。

実際、弊社へのお問い合わせでも「GISのことはわからないので提案して欲しいというお問い合わせもございます。このことは、システムを利用される立場の方からのお問い合わせだけではありません。システム開発をされる事業者様からも「エンドユーザー様からの要求にGISの利活用を求められている」というケースもあります。

GISは、地方自治体業務や顧客管理等でGIS導入は間違いなく進んでおり、そして導入効果も上がっています。背景には、地図サービスや位置情報のオープンデータ化の進展等が挙げられるのではないかと思います。現在では工夫次第でコストを抑えてGISの導入が実現できるようになっています。
しかし、GISに関心のある多くのお客様にとっては「コストが高い」「地方自治体とかで使われるもの」といった具合に業務に取り入れられるものとして向き合ってなかったかもしれません。そして、いざ導入検討となると第一歩目の踏み出し方でお悩みの方がいらっしゃるのかと思います。

GISなんでも相談はあり?

そうしますと、GISなんでも相談的な対応をGISメーカーが行うことはニーズがあるのでは?と思います。導入までのマイルストーンづくりから寄り添う形で、GISエンジン選定や地図データに関する相談にお応えするサービスです。

GISメーカーに相談をしたところ、業務を噛み砕いた要件を伝えられなくて「何でもできるGIS」を提案されて、結果的に高額な見積もりが出たかもしれません。さらに、専門的なGISの知見でヒヤリングされると、改善ポイントを伝えらず挫折した方もいらっしゃるのでは?と思ってます。

なお、以下は、お問い合わせに対して弊社が行った対応の概要です(ご参考までに)。こういった対応をすることがGISなんでも相談とイメージしていただけると嬉しいです。

地図はBCPでも使えますよね? 古いGISをなんとかしたいんですが?

どんなことをしてくれるの?

GISなんでも相談をしたい人には3種類があると思います。1つは業務を行っている事業者様自身からの相談、あと2つはエンドユーザ様に応える開発事業者様ためのもので、エンド様からの要求に応えるための相談とエンド様にGISを提案するための相談です。

事業者自身からの相談

<ヒヤリング(GISっぽいヒヤリングではありません)>

  • 地図が使ってみたい業務内容(業務に関わる人、業務フロー、関連するデータの所有等が中心)
  • 地図を使った業務の完成系イメージ

<GISのご説明>

  • GISとは?の概要
  • 地図データあれこれ

<まとめ>

  • GISを使うと改善する業務イメージの共有
  • 構築するための費用感の共有
  • データ定義やサンプルデータの準備(事業者様の宿題)
  • 導入までのロードマップづくりや概算見積り(GISなんでも相談の宿題)

エンドユーザ様に応えるための開発事業者様からの相談

<ヒヤリング>

  • エンド様の業務内容(業務に関わる人、業務フロー、関連するデータの所有等が中心)
  • 地図を使った業務の完成系イメージ
  • GISエンジンに期待していること

<GISのご説明>

  • GISとは?の概要
  • 地図データあれこれ
  • GISエンジン説明(GISエンジンの特徴、ライセンス体系、導入・運用費用、サポート体制)

<まとめ>

  • エンドユーザー様/相談者/GISメーカーの関係整理
  • GISエンジンの評価版や体験版があれば提供手続き
  • GIS評価版や体験版を使って導入検証(開発事業者様の宿題)
  • 導入検証の支援(GISなんでも相談の宿題)

身近になっているGISです。収集配送や顧客訪問では地図を使うと業務が効率化するというアイデアは比較的簡単に思いつきます。GISを導入したい/本当にGIS導入できるの?と思われたら「GISなんでも相談」に対応してくれるGISメーカーを探してみてはいかがでしょうか?

ちなみに弊社へのGISなんでも相談ならこちらからどうぞ!

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