GISは使ってみたいけどGISってなに?
弊社へのお問い合わせには「GISのことはわからないので提案して欲しい」というお問い合わせがございます。いざGISを業務にどう活用する?のイメージはしにくい。。。そこから相談を聞いて欲しい方もいらっしゃいます。
今回は、BCPをするためにGISに期待されたお客様からのお問い合わせを紹介します。
written by 澤田
この記事はこんな方にオススメです
- 業務に有効な位置情報を一緒に考えて欲しい方
- 効果あるGIS導入の要件定義をしたい方
- GISメーカーからのGIS導入へのアドバイスを受けたい方
1.お客様の相談
BCP(事業継続計画)策定に取り組んでいますが、災害時における従業員の通勤経路や出先からの帰社経路に対して対策を取りたいんです。災害前に対策を考えておきたいですし、災害時にも対応できるものとしなければなりません。。。経路なので地図が関わりそうに思ったので相談しました。地図だからできること!で何か提案をしてほしいです。
2.問題を詳しく説明すると
- 車通勤の従業員に対して災害時に通勤経路が浸水によって寸断される可能性を把握したい
- 安全な別経路も提示したい
- さらに出先にいる場所をわかれば、本社側から安全な経路を案内することもしたい
解決したしようとした方法
将来的には出先にいる従業員の現在位置を表示したいため、クラウドで提供するGISの提案となりました。地図の選定では、今回はコストを割きにくい面があったので無償のものをおススメしました。また、クラウドを活用することで、道路交通情報は先送りしてもハザードマップを地図に重ね合わせることができるのでBCPとして意義あるものが提案しました。
澤田
- 道路が分かる地図としては地理院地図(予算的に余裕があればゼンリン社住宅地図も可)
- 勤務先や従業員自宅の住所から緯度経度を算出し地図上に点として表示(住宅地図なら正確)
- 従業員の点は従業員の属性に基づく色塗りすれば直感的な対策のさいに有効
- 事前対策として地図には国土交通省提供のハザードマップを重ね合わせておけばいい
- ハザードマップにより寸断可能性ある道路を予想できますので、安全な経路を提示できます
- 出先の位置は精度を求めるならGPS端末も考えられますが、大雑把ならスマホにアプリ作成で
- クラウド上の道路交通情報サービス(有償)を活用すれば災害情報とみなせます
残念ながら未だ導入にはありません。。。
システム概要は納得いただいたものの、概算見積でストップしてしまいました。BCPでシステム導入というと費用対効果からどうしても厳しい評価が出ますね。。。効果を数値化できなかったことが原因だと思っています。
今後は出先にいる従業員の現在位置把握を中心に平時でも使えるGISを検討していくことを考案中です。