SORACOMがAIカメラ「S+ Camera」シリーズにインストールして使えるアルゴリズムを販売する「S+ AIマーケット」を本日(2021年12月1日)から提供開始することを発表しました。
S+ Camera
このデバイスは発表当初から注目しており、当社でも7月から上位モデルの「S+ Camera Basic Smart Edition」を予約していました。しかし出荷時期が9月から11月に延期になり、その後詳細は伏せますが注文がキャンセルされる旨の連絡がありました。現在「S+ Camera シリーズ」のラインナップを見ても「S+ Camera Basic Smart Edition」は表示されていないため、試すなら「S+ Camera Basic」を使うことになるでしょうか。※その他スタイリッシュな「S+ Camera Design」や防水の「S+ Camera WP」はあるようです。
S+ AIマーケット
「S+ AIマーケット」を見ると、現在 3rd party アルゴリズムとして、株式会社AI Dynamics Japanが提供する「Package20™」のみラインナップされているようです。「Package20™」は名前の通り20個のアルゴリズムを持っていて、下記の通りよく使われそうなアルゴリズムが網羅されています。・・・ラーメン?
- 顧客属性判定
- 滞在人数カウント
- 通行量カウント
- 駐車台数カウント
- 滞在時間計測
- 動線分析
- 禁止エリア侵入検知アラート
- マスク未着用者検知アラート
- ナンバープレートOCR
- ヘルメット検知
- 段ボール検知
- 表情分類
- 物体検知アラート – 猫
- 物体検知アラート – 犬
- 物体検知アラート – 乗り物
- 物体検知アラート – トラック
- 物体検知アラート – 人物
- 物体検知アラート – スマホ
- QRコード検知
- ラーメン種別推定
また、 株式会社AI Dynamics Japanのページでは、自分が使いたいAIアルゴリズムがない場合に独自のAIアルゴリズムを構築できる「Builder™」というサービスも紹介されていました。現在はβ版のようですがとても便利そうです。
「S+ AIマーケット」 では、パートナーはアルゴリズムを提供販売することもできるようなので、今後 3rd party アルゴリズムがどんどん増えることが期待されます。提供する側としてしてはビジネスチャンスにもなるでしょう。デバイズだけではなく、ソフトもパートナーと協業し発展していくプラットフォーム「SORACOM」。とても参考になります。