営業活動にも使えるはず!オープンデータ!
知らない地域を知るためにオープンデータは便利です!
オープンデータとは?
今更ですので、さらっと。オープンデータとは【オープンデータとは「機械判読に適したデータ形式で、二次利用が可能な利用ルールで公開されたデータ」であり「人手を多くかけずにデータの二次利用を可能とするもの」です。つまり、誰でも許可されたルールの範囲内で自由に複製・加工や頒布などができるデータをいいます。】
データがあれば何でもできるというわけでないですが、素材であるデータは簡単に手に入る便利な世の中です。オープンデータはまだまだたくさんありますので、いろいろなことが考えられますよ。
営業活動にどう使いたいのか?
当方、林業関連のソリューションを営業してます。森林は水源涵養や防災、環境問題等に皆さんにとっても大切です。もちろん産業としても大切です。森林整備に貢献したい!で頑張ってます。
今回は当方の営業活動にいかにオープンデータを使えるか?試してみました。
市町村役場の林政担当者、森林組合の人、林業に関わるコンサルタントさんたちと話す前に、デジタル地図を使って地域と同じ目線に近づいて営業活動を進めたいです。そうしますと、事前に知っておきたい!の把握にオープンデータから使えそうなものが見つかります。今回は「市町村の財政状況」「森林状況」が使えそうですね。
①市町村の財政状況
ご存じの方も多いかもしれませんが、自治体は単年度で決算しています。そして翌年度の6月頃には前年度決算状況を報告します。その内容の概要が取得できます。自治体の職員さんと話すときに、”財政が苦しい”とよく言われないでしょうか?当方が町役場職員だったときには業者さんからの提案には”とりあえず”言ってました。ただ、おそらく本音もありますので、何か大きな施策に取り組まれている?財源の国への依存度が高い?さまざまな理由はあると思いますので、事前に知っておくとよいです。
②市町村の森林状況
これは初めての試み!ということで【愛知県】【オープンデータ】でググって出てきた「土地利用現況(平成25年度)-山林」を使ってみます!!訪問する自治体の森林がどれぐらいの範囲であるのか可視化するつもりです。
「環境」→「愛知県オープンデータカタログ(環境、まちづくり)」とたどって、中段にある【土地利用現況(平成25年度)-山林(シェープファイル形式:7.8MB)】を取得し、背景地図にはオープンストリートマップを使って、デジタル地図を作ってみます。
GoogleMapやオープンストリートマップでもいいのですが、自治体の土地利用現況であった方がよりいいと思うのでデジタル地図で見てみたいところです。
なんだか微妙です 名古屋市がない?山林データなのに山間地域のデータがない?
HPダウンロードするURLを表示した際の最上部にこんなメッセージがあります。
【ファイルは、「マップあいち」サーバ上のデータにリンクする形で掲載しています。】つまり「マップあいち」のデータのみ。実施に本家の「マップあいち」を使うとこんなメッセージです。
「平成28年度に愛知県建設部都市計画課で実施した基礎調査の調査結果です。地域毎に、土地利用の割合を表示しています。」
”愛知県建設部都市計画課で実施した基礎調査”に含まれないと出ないのですね。。。
・名古屋市は政令指定都市なので都市計画課で調査しないと思うので「名古屋市が抜けている」はひとまず納得です
・基礎調査をよく知らないのではっきりとは言えませんが。。。おそらく国土交通省の「都市計画基礎調査」かな?そうすると”都市計画区域内”のみかな?”都市計画区域外”のデータが抜けているこちも納得です
あとは土地の割合なのか・・・デジタル地図を加工します。
【土地利用現況(平成25年度)-山林】は取得してみましたが、調査の基準がおそらく都市計画区域内のみ、オープンストリートマップのほうがましかもで、今回の目的では正直これではダメですね。すいません。
失敗の理由は、オープンデータ失敗のあるあるかもしれませんが、名前だけ見て使えそうと思ってしまったことです。「土地利用現況(平成25年度)-山林」の作成条件やどういった内容を収録しているかを見極めないで使ったので失敗しました。
事前に地域を知るためにはオープンデータ
”知らない”だらけで質問しては仕方ないですし、調べることなく聞くのも失礼です。せっかくの打ち合わせも中身が”自己紹介”ではもったいないです。オープンデータは使う前に作成条件や中身を知ったうえで使いましょう!そうすれば「事前に地域を知るためにはオープンデータ!」です。
まとめ
今回はオープンデータを使って当方の営業活動の準備に使う試みをしてみました。
オープンデータなので、提供元から便利なデータとして公開されていて大変ありがたいものと思っています。ただ、今回はデータの中身を簡単に知ることができず、”縦割社会の壁”に阻まれた感があります。あと、どんなデータかについて、もう少し言及があると嬉しいかなと・・・
森林状況のデジタル地図は次の機会にリベンジします。
そして、5月6日に以下の記事でリベンジしました!
あと、オープンデータとして手に入れたデータをデジタル地図で使う方法のほかに、知っておきたいいことがあります。それは「知的財産権」。「マップあいち」でデータを取得する際にもこんなメッセージがありました。
こちらも大切なことなので、改めて記事にします。
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