JPHACKS 2021 Award Day

以前の記事にて紹介しました、JPHACKS 2021の最終成果発表の場であるAward Dayが、11月20日(土)に開催されました。当社もスポンサーの一社として参加させて頂きました。

今回はハイレベルな作品が多く揃い、審査も過去最高に紛糾したとのことでした。私の所感としては、斬新な着眼点を持った作品が多く、それぞれがしっかり作りこまれていて、とても勉強になるものでした。将来有望な未来のエンジニアとの接点を持つことができ、スポンサーとして関われたことを嬉しく思います。

今回の記事では、Best Hack Awardを受賞した作品を始め、個人的に気になった作品を紹介してみようと思います。

「どこでも麻雀卓」

チーム:sdlab 

受賞:Best Hack Award ほか多数

概要:https://github.com/jphacks/b_2106
URL:http://mahjongtaku.com/

コロナ禍によって遠隔で対戦が可能な麻雀アプリが流行。その後、コロナ禍が沈静化しつつある今、再び友人同士で集まるようになったのなら、もっと臨場感のあるスタイルで麻雀ゲームがしたい!というきっかけから生まれた作品。

完成度では頭一つ抜けていました。手牌は手元のスマホで、盤面はタブレットで共有するので、実際の麻雀に近い感覚でプレイできそうです。

「にこトレ!」

チーム:うどん
受賞:審査委員特別賞 ほか多数
概要:https://github.com/jphacks/b_2101
URL:https://nicotore.herokuapp.com/

コロナ禍で人と会わなくなったり、マスクで口元を隠していたりする今、表情筋を動かす機会が減っているのでは?という悩みをきっかけに、ミライ小町ちゃんと楽しく表情筋トレーニングができるアプリを開発されたそうです。

かわいいは正義だな、と思いました。実際、UIが非常によく作りこまれていてキャラクターの魅力をうまく引き出した世界観作りは見事です。Webカメラさえ用意出来れば気軽に体験できるようですので、体験してみることをお勧めします。

「生物学的構造単位生成器」

チーム:B研内定者
受賞:Innovator認定
概要:https://github.com/jphacks/d_2110
URL:https://jphack-d-2110.web.app/

タンパク質の3次元立体構造を表すProtein Data Bank(PDB) 形式の分子データの省略された構造を復元するためのツール?です。(解釈が間違っていたら申し訳ありません) タンパク質は数千、数万といった原子からなり、その構造をXYZ座標で表そうとするとデータサイズが大きくなるため、複製できる構造がある場合はその単位となる部分だけ保存する、という慣例がある様子。その単位構造から元の構造に復元する作業を一発で行ってくれるツールのようです。(説明が難しい…)

付加価値を説明するのが難しそうな題材ですが、分子シミュレーションといえば新薬の開発などにも用いられている手法です。新型コロナの治療薬の開発が進められている現在、ある意味では注目を浴びている分野かもしれません。そのデータを作る手間を軽減できるツールだと見れば、社会的意義の高いツールだと思います。

「ブックロウ」

チーム:シカトッツォ
受賞:審査委員特別賞 ほか多数
概要:https://github.com/jphacks/b_2109

買ったまま読まずに積んでしまう「積ん読」を減らすために、フクロウ型のしおりデバイスが読書を促してくれる、非常にユニークなデバイスです。

時間経過で怒り出すフクロウがインパクトあります。確かにこのフクロウに睨まれたら気になって読書してしまうかもしれません。。。親しみやすいデザインってやはり大事です。しおりデバイスは洗濯ばさみのようですが、本好きの私からすると、本が傷みそうなのがちょっと気になりましたね。そこは改善に期待したい所です!専用のガジェットが必要なので体験はできませんが、概要ページからでも動画が見られますので、気になる方は見てみてください。

まとめ

紹介した作品以外にも、魅力的な作品はまだまだありました。一エンジニアとして良い刺激を受けることができましたので、次年度以降もスポンサーとして参加したいですね。

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