デジタル地図の基本の”き”

当社ホームページでは【『GIS技術を駆使した企画や開発ノウハウを提供する』システム開発ベンチャー】と紹介しています。GISとは、地理情報システム(Geographic Information System)、デジタル化された地図を見て!使って!まさにデジタル地図です。

だから、当方はデジタル地図を使うことを前提にお客様と話をします。4月初めのJapanITWeek2022 春でも当社ブースによっていただいた方にもそこから話を始めてましたが、その後、うまく話を進めていける方とそうでない方がいました。

うまくいく人、いかない人

理由を考えたとき、結論は「デジタル地図のイメージを持っている人といない人がいます」です。持っている人は自身の仕事へデジタル地図を導入すると何ががよくなるか?を想像できます。

ただ、質問や業務内容を説明いただく際に、初見の方の場合は「デジタル地図」をどこまで理解しているかはわかりません。当方の考えを言いたくて、そして聞いて欲しくて「デジタル地図って?」となっても「GoogleMapみたいなもの」という微妙な説明で終わらせることが多かったです。だから、位置情報の価値として言われても、デジタル地図の使い方を知っている方は理解できますが、「デジタル地図ってなに?」の場合はわからない!です。

SSAWADA
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うまく伝わらなかった人には、当方の説明力不足で申し訳ありませんでした。

ということで、業務改善自体でないのですが、位置情報がなぜ価値を生み出すのか?をお客様と一緒に考えたいので、デジタル地図の基本の”き”と題したコンテンツを作成することに決めました。

概要だけ紹介(長くなってしまったな)

デジタル地図とは?

デジタル地図は、位置とソフトウェアが一体となって位置情報を取り扱うシステムです。デジタル地図の概要を知るために日本の取組みや当社の変遷も追いながら歴史から説明します。最近は”みちびき”で位置情報の精度も上がり、移動体の管理やカーナビや出店計画まで幅広く身近に活用されているデジタル地図をざっくり知ってもらいたいです。

デジタル地図の基本的技術は最低限押さえます

デジタル地図は、いわゆる階層(レイヤ)を重ね合わせてマップが表現されることは説明しなければ!です。位置情報はレイヤ上にまとめられ、レイヤはある目的に従ってわかりやすく可視化するために色塗りやグラフ表示などからできてます。ちょっとややこしいですが、位置情報はどのようなにレイヤに表現されるか?を知るためにデータ構造も説明します。

あとマニアックですが、地球上にあるモノの位置を表すために測地系と座標系も説明します。地球は3次元なので2次元の地図に写し取るための仕組みで、地球の形を決めたり、2次元に写し取る方法を紹介します。また、位置情報のデータフォーマットや、オープンデータのことWebマッピングサービスについても紹介します。

分析あれこれ

よく地図を使ったデジタル地図の分析として、出店計画検討といったことがあります。喫茶店はどちらの駅に出店する方が儲かるか?集客可能性が高いか?お店の位置の100m、500m半径にどれぐらいの人がいるか?などです。これらは商圏分析といわれますが、地図を使って業務を見直すとは?を具体的な手順を示します。
”近い”とか”遠い”という検索、複数の好立地の条件が重なる地域はどうやって探し出すか?見るだけの地図から計算に使える地図へ、デジタル地図の有効活用を考えるために大切なところと思ってます。

デジタル地図の活用事例

当方が地方自治体勤務経験があることもありますが、位置情報が多く利用されている業務を行うところに地方自治体があります。住所で管理されるものは多いので当たり前ですね。固定資産管理、上下水道等のインフラ管理、都市計画管理など。最近は災害時に高齢者や身体障がい者等の災害弱者の避難をどうやって地域の力で支えていくか?にも使われています。地方自治体業務からみて”統合型””個別型”とか言われる活用方法もまとめたいですね。

高齢化が進む地域はどこか?バスの停留所をどこに置くべき?買い物弱者はどこに多いのか?などなど『分析あれこれ』を応用して、地方自治体の施策の基礎資料に位置情報の分析は利用されています。

なんとかコンテンツはできました!

当方、地域政策のために地域分析をする講義を大学で担当してましたが、講義では深く「位置情報とは?デジタル地図とは?」を説明はしませんでした。ただ、何事も仕組みを知っていると応用が利くので説明した方が良かったかな?とも思ってます。

大学で教えてました「GISとは?」

こんなことも思いながら、コンテンツはできました。

中身を聞いてみたい人は、まずご連絡ください

日頃の業務を行うにはデジタル地図なんて知らなくても大丈夫と思われるかもしれません。
ただ、位置情報の取扱いを”ざっくり”でも知っていると、位置情報をうまく使う業務改善のアイデアは湧き出てくると思いますし、近いとか遠いとか距離的なリアルな検証もできると思います。

みなさんの業務においても”地域”が関わるのならば、みなさんのデータを位置情報化すれば、デジタル地図は便利な道具になります!

今回は概要紹介だけでしたが、今後はオンラインセミナーとかも計画したいと思いますので興味のあった方は「イイね」をお願いします。それよりも早く聴いてみたいということであれば、Web会議等でも説明いたしますのでご連絡をくだささい(もっと嬉しいです)。

当然ですが業務のことを一番よく知っているのはお客様です。ヒヤリングでは、デジタル地図を共通認識の道具にして、お客様のアイデアをデジタル地図に取り込むかの視点を持ちたいです!デジタル地図の基本の”き”で位置情報の共通認識をもって、お客様の業務を一緒に考えさせてください!!

記事が面白かった方や参考になった方も是非「イイね」お願いします!

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