余談:シカ情報マップがロードキル情報収集に正式対応しました
以前の記事にて、シカ情報マップにはロードキルの情報も蓄積されていることについて触れましたが、実際は”メモ欄にロードキルである旨を入力してもらう”、という形式で情報を登録してもらっていた為、ロードキルの集計・分析に手間がかかっていました。それを今回新しく、シカの生存状態を「生存」or「死亡」で登録できるように改修しました。これにより、ロードキルの実態がより正確に情報収集されることが期待されます。
警察はロードキル情報をキロポストで管理している
今回、シカ情報マップがロードキル情報への対応を強化したきっかけは、警察を交えた新たな展開が見えてきたためです。ロードキルは、その地域の警察が管理しているケースが多いのですが、現在、愛知県新城市にて警察の方にロードキル情報を登録してもらえるよう交渉させて頂いております。警察の方からの協力が実現できれば、情報収集が加速することが期待できます。
ただ、詳しく話を聞くと、どうやら警察はロードキルが発生した位置を「キロポスト」で管理しているそうです。シカ情報マップは、シカの目撃位置を緯度経度座標で管理しているため、現状ではキロポストの値を緯度経度座標に変換する手間が発生します。面倒くさいですね。。。
キロポストジオコーダーを作りたい
警察の方のシカ情報マップ利用を促進するために、このキロポスト→緯度経度の変換の手間は解消しておきたいところです。ジオコーダーを用意したいところですが、そうなると次に課題となるのがデータソースです。オープンデータで利用できそうなのは「道路基準点案内システム」から取得できるキロポストデータですが、データの整備状況を考慮すると有償でデータを購入することも検討する必要がありそうです。