断面交通量情報オープンデータを知る

前回の記事「交通規制情報を知る」に続き、オープンデータ「断面交通量情報」について深堀してみましょう。

断面交通量情報とは

全国の都道府県警察が車両感知器などの計測機器で収集した断面交通量に関する情報を警察庁が取りまとめたものです。

提供元

公益財団法人日本道路交通情報センター

更新頻度

毎月更新で1カ月前のデータの取得が可能です。

どんな情報が入っているの?

交通量を示す情報です。

  • 時刻
  • 各都道府県警コード
  • 計測地点名称
  • 2次メッシュコード
  • リンク区分 (0:高速道路、1:都市内高速、2:一般道、3:その他 同上)
  • リンク番号 (公益財団法人日本交通管理技術協会が管理する一般道路用リンク番号)
  • 断面交通量 (ある道路断面をある方向に通過する単位時間当たりの交通量(単位:台))

などです。

地図上で可視化してみましょう

ん?できません(笑)。そう、このオープンデータの位置を示す情報は「リンク番号」です。

一般的な地図ソフトではリンク番号では地図に表示できないです。

そこで、「公益財団法人 日本交通管理技術協会」の出番ですね。

日本交通管理技術協会では、「リンク番号」等を基に断面交通量を計測している地点をデジタル地図上に表示し、また、緯度経度座標情報として提供しています。

といっても、ここで提供されているのは以下の3種類。オープンデータではないですね。一般的な地図ソフトで表示するなら有料の詳細版Bです。

  • 概要版(縮尺1/50,000PDF地図)無料
  • 詳細版A(緯度経度情報及びPDF地図)有料
  • 詳細版B(緯度経度情報、PDF地図及びシェープファイル)有料

簡単に無料で地図表示できなくて残念でした。次は詳細版Bを購入してみようかな。
一般的な地図ソフトでなく、業務システムで利用するには問題ないのであしからず。

まとめ

このデータの利用価値いろいろありそうです。
交通量が多いということは、道路の痛みが激しくなる可能性が高いということです。また交通事故につながる可能性も高いですね。

大きな自治体では点検だけでも大きな負担で数年に分けて行います。この道路が傷みそうだという「予測」に使えそうですね。

交通事故に関しては、豊橋技術科学大学(松尾准教授)ジャパン・トゥエンティワン株式会社と共同で交通安全ソリューションを展開しております。

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