MaxEntを使ってロードキルの危険予測ができるか試してみた (※失敗しました)

この記事はこちらに移転しました。

先日の記事で、MaxEntというツールを使って愛知県のシカの分布予測をやってみました。

これによって、予測値ではありますがシカとの遭遇確率と見なせるデータが愛知県全域で得られました。このデータを何かに活用できないかと考えてみたのですが…

ロードキルの危険地域を予測できる?

これまでに何度か紹介していますが、当社はシカのロードキル問題の対策に取り組んでいます。

その関係で、シカとの衝突事故が発生したポイントのデータを持っているのですが、シカの分布データとこのデータを使ってMaxEntで分析することで、「ロードキルの危険度の予測データ」が得られるのでは?

・・・思いついたからには、やってみましょう。
とりあえず、在データとしてロードキルのポイントデータ、環境データとしてシカの分布データは手元にありますが、その他の環境データとしてどのようなデータを用意すべきか検討した結果、以下を利用することにしました。

  • 土地利用区分 (区分の1つに”道路”がある)
  • 道路密度、道路延長

ロードキルの分析であるため、道路のデータが必要だろうということでこの2つを選んでみました。この選択が適当なのかは分かりませんが…

実行結果

結果はこのようになりました。ロードキルのデータの殆どが新城市で報告されているためか、危険度が高いとされるエリアも新城市周辺に固まってしまった感じがあります。豊田市あたりはもう少し赤くなってもよさそうですが…

あと、道路に沿って危険度が赤くなったりするのか?とも期待しましたが、この解像度では道路単位での危険度分析は難しいですね。メッシュをもう少し細かくしないと…

今回の分析はあまりいい結果とは言えなさそうです。やはり思い付きのアイディアとデータで試してもだめですね。
もう少しやり方を見直してみます。

記事が面白かった方、参考になった方は、是非「イイね」お願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA